東シナ海
東シナ海エリアの特徴
九州東シナ海側の紹介ですが、めずらしく梅雨の時期でも波のあるエリアとなります。梅雨は、通常5月から始まり7月に終わります。ちょうど春から夏に変わる時期です。この春から夏にかけては北の冷たい空気と南の暖かい空気がせめぎ合っており、最終的に夏の空気が勝って夏となります。この二つの空気塊の境目が梅雨前線。北の冷たくて湿った高気圧からは北東風が吹き出し、南の暖かくて湿った高気圧からは南〜南西風が吹き出します。梅雨時に雨が続くのは、この湿った空気がぶつかり合うためです。梅雨前線の南側では南〜北東風が吹き続け、北側では北東風が吹き続けています。今の時期はちょうど九州付近に梅雨前線がほぼ停滞しており、梅雨前線に向けて吹く南西風による波でサイズのある状態が続きます。
波の当て方ですが、狙いは梅雨前線が南下した時。先ほど説明したように、この時期の九州東シナ海側は梅雨前線に向けて吹く南西風でサイズアップします。ただし、風波のためにサイズはあってもまとまりはありません。ただし、梅雨前線が南下すると北東風に変わり、南西寄りの風波がまとまります。この梅雨前線の南下した時がベストです。天気予報をマメにチェックし、九州付近にかかっていた梅雨前線が南下する予想になっていたら、良い波は約束されたようなもの。
梅雨があけるといったん波は無くなりますが、風が頻繁に発生するようになり、東シナ海を北上してゆくと南西〜北西寄りの波が強まります。そして、秋から春にかけては、北西の北西風による風波も強まります。冬型の気圧配置が強まって北西寄りの風・波が強まり、冬型の気圧配置が緩んで風が弱まって風波がまとまり始めた時が狙いです。
代表的なポイントは、鹿児島・日置市の江口浜です。周囲は江口浜海浜公園となっていて、駐車場・トイレなども完備されています。ただし、ここ数年は砂の量が減っており、地形は深く、潮が多いと割れないことが多いです。東シナ海は潮の動きが大きいので、潮回りをきちんと確認しておく必要があります。さらに、北に向かって熊本・天草、長崎にかけてもポイントがあります。熊本・天草のポイントは、熊本市から約2時間かかり、決してアクセスは良くありません。また、多くのポイントがキャパシティーは小さいので、ローカルへのリスペクトは忘れずに。鹿児島・江口浜では、コンスタントにビーチクリーンが行なわれているので、積極的に参加しましょう。