北海道

北海道エリアの特徴

日本海側

北海道・日本海側ですが、メーンシーズンは西高東低の冬型の気圧配置になって北西寄りの風波が強まる冬となります。当然ながら、寒さは半端ではありません。ただし、ウェットスーツの進化は著しく、ブーツ・グローブ・キャップが一体化したドライスーツも普及。昔と比べると冬でも快適に入れるようになりました。

代表的なポイントですが、札幌近郊のサーファーが集まるのが、小樽の銭函ポイントです。ボトムは玉石で、サイズが小さいと割れづらいものの、頭サイズ以上となるとショルダーの張るブレイクとなり、レフト方向に100m以上は走れるロングウォールが出現することも。ただし、近隣には駐車スペースがなく、除雪の邪魔となるような迷惑駐車は厳禁。また、小樽から北の石狩市や留萌市などにもサーフポイントが多く点在しています。ただし、ポイントの向きが北〜西で、北西寄りの風・波が強まると、ウネリや風をかわす所がなく、ほとんどのポイントがクローズとなってしまいがちです。

そして、小樽から西に向かうと積丹半島があり、多くのポイントがあります。半島のために地形は複雑で、北東〜南西寄りの波を拾いつつも風・波をかわす所などもあり、冬型の気圧配置が強くても遊べる所もあります。

また最近では、利尻島が雑誌やビデオなどでフューチャーされており、南西の渡島半島や北の稚内にかけても多くのポイントがあり、ニセコに移住したスノーボーダーによって開拓されたポイントなどもあります。

ウェットスーツが良くなったとはいえ、やはり冬の北海道で海に入るのはかなり体に負担がかかります。海に入っている時は短期集中すること。そして、海に入っている時以上につらいのが、ウェットに着替える時。ポリタンクなどで熱いお湯を持っていくのは当然ですが、ウェットのまま家に帰ってお風呂・シャワーなんて人もいます。

波の当て方ですが、重要なのは冬型の気圧配置を理解すること。冬になるとシベリア大陸では冷たい高気圧が発達し、北海道の東海上で低気圧が発達します。天気図を見ると日本付近には縦に等圧線が並んだ状態となります。このシベリアの高気圧から冷たい北西の季節風が吹き出します。この北西風によって風波が大きくサイズアップして大荒れとなります。そして、冬型の気圧配置が緩むと風も弱まり、風波は次第にまとまりながら落ち着いてきます。ただし、風波なので一気にサイズダウンしてしまうなんてこともあります。冬の日本海側のベストタイムは、冬型の気圧配置が緩んで風が弱まり始めた時となります。良い波を当てようと思ったら、天気図を見て、天気予報をきちんと確認しておきましょう。

太平洋側

最北の地、北海道。やはり水温はほかのエリアと比べると低いです。真夏でも水温は低く、ウェットスーツは必要です。ただし、気温は30℃前後まで上がることも。寒がりの人は3mmのフルスーツを着用した方が良いかもしれませんが、シーガルでも問題はありません。一方、真冬は、最近はウェットスーツの進化により海に入る人が増えていますが、最大級の防寒対策が必要になります。

北海道の太平洋側は、主に三つのエリアに分かれます。函館エリア、室蘭〜襟裳岬の胆振・日高エリア、襟裳岬以東の十勝エリアです。なかでも胆振・日高エリアにある浜厚真ポイントは札幌から高速道路を使うと1時間以内で行けるということもあり、真夏の休日になると300人以上のサーファーが集まり、「北の湘南」といった雰囲気です。また、過去にJPSAのコンテストが行なわれた室蘭・イタンキ浜なども有名です。ほかにも河口やリーフブレイクなどのポイントがたくさんあります。

全般的に南〜東寄りのウネリが反応します。特に十勝エリアはウネリに敏感。東〜南東〜南に向けて外洋に面しているために、広い範囲からのウネリを拾います。日本でも有数の波に敏感なエリアといえるかもしれません。

一方、胆振・日高エリアは襟裳岬に阻まれるために、十勝エリアよりは東寄りのウネリが入りづらくなっています。それでも南〜南東寄りのウネリには敏感で、春〜夏〜秋にかけてはフラットになることはほとんどありません。

そして函館エリアですが、南寄りのウネリは入りづらいものの、東〜南東寄りのウネリに敏感となっています。

波が立つベストのパターンとしては、低気圧が津軽海峡を抜けて北海道の南海上を東へと抜けて行く時と、低気圧が本州東海上を北東進して行く時です。低気圧からの南〜東寄りのウネリが反応しつつ、吹き込みの風が北寄りとなって面が整う所が多くなり、遊べる所が多くなります。

また、回数は多くはないものの、太平洋を北東進していく台風からのウネリも入ります。仙台新港などで南寄りのウネリが強まると、一日ほどたってから北海道にもウネリが届きます。

とにかく広く、サーフポイントが点在しているために、ポイント間の移動に時間がかかります。良い波を求めるなら数100kmのドライブも覚悟しないといけません。移動だけで海に入る時間が無くなってしまわないように、時間にはゆとりをもちつつ波を予想して行動することが重要です。

瀬越毘砂別
安瀬古平
浜厚真白老
イタンキ浜銭函
東小樽塩谷
フゴッペ浜厚真